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ゴジラ-1.0のQIのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

“終わらせるのは人間か?ゴジラか?”

1954年の今日誕生したゴジラ

子供の頃から近所の映画館で東宝怪獣映画を観て育った自分にとって、ゴジラは特別な存在

なので本作は今年の目玉作品の一つでしたが…

まぁこんなもんかなぁというのが残念ながら率直な感想

内容はほぼゴジラ第一作のリメイク

オープニングとエンディングだけでなく、銀座破壊のシーンは第一作のオマージュ?だらけ

さらに主人公二人の関係性にも既視感が…

etc.etc.

そして時々シンゴジ的セリフや演出

加えて、ハリウッドエンターテイメント作品を想起させるシーンの数々

山崎監督のゴジラ愛だけでない映画愛はとても伝わりましたw

ゴジラの造形

期待していたのは怖カッコイイゴジラ

基本はゴジラ・ザ・ライドデザインらしいのですが、シンゴジ味、ギャレゴジ味も感じられ、かなり満足度は高かったです

特に目👀はこれまでのゴジラの中で一番怖かったかも😱

彼が伊福部昭の音楽とともに登場するシーンは最高にテンションが上がりました😊

キャスティング

神木隆之介、浜辺美波の朝ドラコンビは抜群の昭和感(キャスティングは本作のほうが先だったらしい)

やっぱりゴジラヒロインは東宝女優でないと😉

その他出演者も皆適役と思えましたが、その中でも出色なのが安藤サクラの存在感とその演技

そんな恵まれたキャスティングでしたが…

脚本が残念

チョット都合良すぎない?というお話の進み方

完全に先が読めてしまう伏線になっていない伏線

ゴジラの恐ろしさだけでなく、人間ドラマも感動的に描こうという明らかな意図が感じられるだけに、そんなことが気になって素直に感動できず😥

さらにVFX

某シン映画の汚名?を挽回するために白組はかなり気合を入れてくると思いましたが…

相当レベルが高いことは間違いありませんが、製作費を含めた日本映画の限界を感じてしまったという

かなりネガティブなことを書いてしまいましたが、大好きなコンテンツで期待値が高かったゆえの結果

そう考えると『シン・ゴジラ』は東宝ゴジラ作品の文脈としては、突然変異的に現れた奇跡的な作品だったのかもしれません

p.s.
こんなレビュー内容なのに点数が高いと思われるかもしれませんが、ゴジラ愛加点+ゴジラ誕生70周年ご祝儀加点があること、ご容赦ください😅
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