ゴジラ-1.0のHULのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラまわりの描写については確かに悪くない。冒頭で特攻から逃げた主人公も面白くなりそうに思えた。
しかし戦後の焼け野原にたいして主役２人はこぎれいすぎて、都合のいいときだけ不幸ぶるのがノレない原因か。佐々木蔵之介のセリフもくさすぎてみていられない。
ヒロインが吹き飛ばされたときにそうきたか、と思ったが、復讐心にやさぐれた神木君はやはり迫力不足。
ボランティアであつまった元海軍らもゴジラの話を聞いてから「なんで俺らばかり貧乏くじを！」というが志願してきたんじゃなかったのか？ なんというか茶番じみている。ドラマパートは厳しいなぁ。
終盤でゴジラのテーマが流れて持ち直していき、最後はいろいろあったものの敷島と橘のやりとりなともあって気持ちよく終われたのでそれなりだが…
いまになって戦後直後を舞台にするならもう少しその理由が伝わるようにしてほしかった。