このレビューはネタバレを含みます
前半からなかなか純度に高い絶望感を味わえまくれる。
キャラクターは神木くんを中心にしっかりと設定されててまんま漫画のキャラみたいだった。
終盤の覚悟ガンギマリ神木くんをみてると、失望絶望復讐それらによって人が変わるし、強くなるのは真実だよなぁって。
人間ドラマ中心なのがよかったよ。行きすぎてないトンデモ科学がないのも、リアリティであり普遍性であり、感情輸入しやすい。
銀座の破壊シーンはとんでもなく恐ろしいんだけど見てて面白い良いシーンだった。
戦いのシーンはワクワクした、どうやって勝つんだよって俺の中の男の子が踊ったよ。戦艦の戦いはあんまり見たことなかったけどすげーよかったね。
それだけあってか少し後半はご都合感とか救いがありすぎたようにも感じる。典子生きとったんかワレ…そこは本当に暗くしすぎても、嫌だし難しい塩梅だとは思う。誰だって創作物最後は希望を持たせてハッピーエンドで終わらせたいよね。創作者はなんだなんだで優しい世界を描く人が多いと思う。
4dxではよりゴジラの振動が体感でき、世界観に入り込めたのが良かった。特に船のシーンではカットが変わっても終始ゆらゆらしているのが、“そこ”にいる感があってよかった〜
気になったのは役者の肌感。戦後で貧しいはずなのにとてつもなく肌ツヤが良すぎるだろ！顔が整いすぎたろ！でもみんな美男場所を見たい心理もあるから、そこも難しいね。
全体的にはこう言うのでいいんだよでUSA!な王道作品(邦画だけど)だから見てて気持ちよかった、それでじゅーぶんかもな
