安堵霊タラコフスキー

ゴジラ-1.0の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.7
結局2023年最後の劇場鑑賞映画になったのがこの作品。

正直どんなに評価が高くても山崎貴作品を劇場で鑑賞するのは気が引けたが、結論から言うと彼の過去作品とか見てもこんな映画が撮れるとは思えないくらいに凄いものだった。

クライマックスのとある展開等ツッコミ所も少しあったとはいえ、ジョーズやジュラシックパークといったスピルバーグ作品を思わせる臨場感と緊張感の連続には十二分に引き込まれたし、鬼太郎誕生やトットちゃん同様戦争の疵をしっかり描こうという気概にも胸打たれた。

神木隆之介ら演者らの仕事も非の打ち所がなかったけれど、彼とPERFECT DAYSの役所広司どちらがより評価されるのかとか気になるから日本テレビの某番組みたいな映画賞も例年とは比べ物にならないくらい注目度が高まる。