太平洋戦争末期の1945年。特攻任務から逃れるために機体に不備があると嘘をついて大戸島に辿り着いた敷島浩一（神木隆之介）しかし伝説の怪獣ゴジラが突然出現し、大戸島が襲撃される。整備士仲間を救うことができなかったトラウマに苛まれる敷島。帰国後、東京の実家周辺は焼け野原に。新生活を始めた彼は、とある事がきっかけで赤ん坊を抱える大石典子（浜辺美波）という女性と出会い…
特攻とか戦闘機とか永遠の0を思い出すなぁなんて思ってたら、そういえば山崎貴監督！！と鑑賞中に思い出す。太平洋戦争とか戦後の日本とかを描くのが得意なんですかねやはり。
序盤でのゴジラのひと暴れから僕はもう心を掴まれてしまって、ゴジラすっげえや！と少年のように目を輝かせておりました。無慈悲にも咥えられ投げ飛ばされる大戸島の整備員たち…あのシーンに関してはゴジラの大きさ的にも恐竜みたいでジュラシックパークみたいやったすね。
まあ何よりこの戦後の何も無い日本（−1.0の状態）でどうやってゴジラに立ち向かうの？というハラハラが終始たまらんかったっす。何もできなかった敷島が怒りや悲しみをバネにしてゴジラに立ち向かう姿はシンプルにカッコよかった。
ゴジラ大暴れ！人間何もできず！完敗！みたいなストーリーを勝手にイメージしていましたが、一致団結して知恵を振り絞って戦う姿は結構涙腺にきましたね。
僕自身シン・ゴジラしか鑑賞できていない全くのゴジラ素人ではありますが、単純にストーリーも面白かったと思いますし（ツッコミどころもあったのはさておき）何よりVFXの映像美やそれに伴って解き放たれるゴジラの圧倒的存在感。総じて劇場で見て本当に良かったと思える作品でした。
