アカデミー賞復習週間。
山崎貴監督は苦手なのだけど、視覚効果賞を受賞したので、せっかくだから観ようか…と、受賞当日に予約し、IMAXにて鑑賞。
結果論として、今まで観なかった自分が正解でした。
想像してた以上に…、つまらなかった。。同意見の方がいれば語りたいほどに…。絶賛の声が多いようだけど、not for meでした…。（ちなみにシン・ゴジラは好き）
まず、ゴジラの目と鼻が動かないので、作り物感がバリバリあった。あえて昭和のB級感をオマージュしたのか？ 目がギョロってのがあるだけで怖さも生き物感も増したのに。生き物感がないのもあり、ゴジラに魂を感じなかった。（とはいえゴジラの目って元々動かないんだっけ？ でもとにかく魂を感じなかった。）
→マイナス1.0点
脚本が雑。こんな台詞言う？ってシーンばかり。キャラクター設定が浅く感じた。ストーリーのご都合に合わせて、台詞やキャラが作られている感じ。主人公は最初なんでゴジラを撃たなかったのかの説明がひどい。逃げたかったなら操縦席に乗らないだろ…
→マイナス1.0点
らんまんコンビの演技がひどい（らんまん全話見てるので、分かってはいたが）。これは脚本のせいでもあるが。
→マイナス1.0点
伏線の貼り方が見え見えすぎて、笑えるほど。セリフが無音になる→そこで大事なこと話してました→ラスト読め過ぎ。電報→こんな分かりやすいの要る？ 小学生でも分かるようにあえてしてるの？ それとも現代の若者の読解力を低く見てるの？
→マイナス1.0点
ゴジラが突然登場→島の伝説のゴジラです。ゴジラの説明以上！ 雑！
→マイナス1.0点
神木くんのゴジラの説明に、実物見たこともない佐々木蔵之介、吉岡秀隆、山田裕貴がすんなり理解。雑！
→マイナス1.0点。
一回しか見てないのに、いきなりゴジラに詳しくなる吉岡秀隆。雑！
→マイナス1.0点。
で、もはやマイナスでしかないのだけど、銀座の街並みの破壊だけはCGとしてまあ及第点でした。あと橋爪功はよかった。電車ぶらぶらとかはほんと遊園地の3Dアトラクションレベルでした。それがいいらしいけど…。水に落ちた浜辺美波が、なぜすぐ街にいるのかと。
CGがハリウッドに認められても、ツッコミだらけの脚本で台無しな印象でした。ゴジラブランドに頼り過ぎ。でも、他作品にライバルはいなかったか。有力視されていた『ザ・クリエイター』は見たらそうでもなかった。今のハリウッド映画にハッパをかける意味でも今回のゴジラへの授賞はよかったのかも。日本にはもちろんいいし、ハリウッドにもいい効果を生み出しそう。
