たき

ゴジラ-1.0のたきのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
3.5
当時タイトルから、あれ、庵野またゴジラ作ったんだ? と勘違いした記憶。

直近で「ALWAYS」シリーズ制覇した矢先の配信開始。なんだかとってもタイムリーで奇妙なシンパシーを感じて気持ちよかったです。

ゴジラシリーズはすべて網羅しているわけではないのですが、やはりゴジラといえば圧倒的なまでの正義へのアンチテーゼ。
ヒトが犯した過ち(とそれに伴うしっぺ返し)のメタファーというのがとてもとてもしっくりくるのです。

戦わずして逃げ出すことは到底許されるものではなく。
とはいえだからといって、自らの生命を賭してまで、誰かを守ることは果たして正義なのか。

自己犠牲って、なんだか美しくみえるのですよね。特に日本人にとっては。というかハリウッドとかディズニーとかみてるとたぶん日本人以上に神格化してるような気もせんこともないですし。聖書のクニのひとなのだからなにをか言わんやか。

けど、愛と自己犠牲は違う。

その点、観たいもの観せてもらった感がハンパない。
けどラストシーンはいらない。なんで余計なことするかな。スコア-1.0。普通に成長した明子の笑顔でエンドでええやん。べーやんに二役してもらってさ。桜の下で高校の入学式とかええやないですか。や、決してJKのべーやんまた観たいとかゆうてるわけではないんですよ。ええ、決して。

「シン・ゴジラ」のときもおもたけど、あの手この手で物理の力で打倒しようとするとこが醍醐味ですよね。
それはそれでよいですし好きなのですが、ついついいろいろこねくりまわしてないで、オキシジェン・デストロイヤーでよくね? とか思ってしまうのは我ながらよくないと思いました。ごめんなさい。
たき

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