コマミー

レディ加賀のコマミーのレビュー・感想・評価

レディ加賀(2023年製作の映画)
3.1
【女将の卵達のタップ】




本作は、"石川県に対しての支援"を込めて鑑賞する事にした。

"タップダンサー"から、母親の一報で里帰りをし、友人に自分の短所を馬鹿にされたのを期に、"女将になるための勉強を始めた女性"が主人公で、ふとした事から女将達の卵達で"タップダンスのユニット"を組み、"加賀市"を盛り上げる為奮闘するという物語である。

Xではまぁまぁモヤモヤを抑えながら、まぁまぁ良い事を書いた感想を書いたのだが、正直言って主人公の性格同様、ストーリーもダンスパートも中途半端な作品になってしまったと思う。それでも監修に、北野武監督の「座頭市」のあのラストのタップダンスパートにも参加した、有名タップダンサーの"HideboH"さんが参加している(出演も)事もあり、"小芝風"さん演じる主人公のソロダンスパートは中々の仕上がりだなと感じた。

そして本作は映画の出来はそれまでだとしても、それでもだよ?…石川県加賀市の立派なPRにもなったと思うし、"旅館経営の現状"も本作を通してその目を通して知る事ができる作品だなと感じた。そしてレディ加賀のメンバーの"それぞれの事情"も、極めて現実的だと充分に感じられるし、ストーリーを楽しむというよりかは、本作を通して、知る事ができる作品だなと感じた。

あとになって調べたら、どうやら「レディ加賀」は本当にいる事が分かった。タップダンスは関係ないらしいが、加賀温泉郷の情報発信のために日々勤しんでいるグループのようで、何とニューヨークにも進出しているようだ。是非とも、このサイトから見て見てほしい

http://ladykaga.me/

とにかく、タップダンスと加賀市の魅力を知りたければ、見て見る事をオススメします
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