名探偵コナン　黒鉄の魚影（サブマリン）のトクナガのネタバレレビュー・内容・結末

今までのコナンは黒の組織が出てくるとしてもそこまで物語に関わってこなかったけど本作はガッツリ関わってくるし、灰原の正体がバレるという本編のような展開で非常に面白い引きを作り出していた。そういうサスペンス的な面白さも素晴らしい作品だが本作の良さはそこだけでなくやはり灰原との関係性がメインでそこが個人的にはとても良かった。コナン灰原の関係性が良すぎるし、「新一君」と呼ぶシーンがあったのも良かった。

トリックに関してはコーヒーの部分があからさまな伏線で直美が誘拐されたから直美は犯人ではなくこっちの人が犯人だなとすぐ分かったけどこの映画はそんなところじゃない。

ジンやウォッカのやることなすことが全部裏目に出ていて無能すぎたというのもシュールな笑いになってて面白いと思う。

ラストのベルモットの衣装も意味深な引きですごかった。こんな本編みたいなを内容劇場でやって良かったのかと驚くレベルで仕上げてきた内容だったと思う。