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水は海に向かって流れるのkassyのレビュー・感想・評価

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)
3.3
試写会にて

高校生の直達は高校に近い叔父の家に住む事になるがそこはシェアハウスだった。そこにはぶっきらぼうだけどどこか優しい榊さんがいて…

主人公のピュアな直達くんはとっても可愛い。が、この作品のマドンナの榊さんの複雑な魅力を全て表現するには広瀬すずはミスキャストだったと感じた。(広瀬すず自体は大好きです)

・傷ついた過去により恋愛をしないと心に蓋をしている繊細さ
・お酒を飲んで酔っ払った時に見せるナチュラルな色気
・ぶっきらぼうだけどふと見せる優しさ
・10個上だけど高校生に張り合ってしまったりする可愛さ

大人だけど、隙がある。
高校生が惹かれて憧れてしまう、きっとそんな役なのだという事は映画を見ていてわかる。

しかし
・年齢を表現したいのかわからないが、やたらと化粧が濃い。家でラフな時も肌に抜け感がない。赤いリップが浮いてる
・醸し出すざっくばらんでナチュラルな色気は伝わってこない

前半は穏やかで可愛い作品だな〜と楽しく見ていたのだが、後半になるにつれて榊さんの魅力をもっとどうにか出来なかったのかという点と、グダグダな展開にテンションがどんどん下がっていった。
この世代に他に女優がいないのかもしれないが、例えば西野七瀬とかならもう少し男子高校生が憧れる色気を感じられる気がする。

猫ちゃんを結局あんまり世話してる描写がなかったのも個人的になんか嫌だった。
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