試写会にて
『テルマ』や『わたしは最悪。』の脚本を務めたエスキル・フォクトが監督脚本を務めた最新作。
前作『わたしは最悪。』は等身大のリアルすぎる女性を描いた青春作品だったが、本作は『テルマ』に近い北欧スリラー。
子供達を主人公に、引っ越し先で仲良くなった子供達と秘密の遊びをしていく中で騒動に巻き込まれていく。
ヨアキムのように静謐で美しくて…という描写はなく、よりダイレクトでグロテスク。
こういうのがやっぱり好きなんだなぁ。
子供達の無邪気な悪意が暴れ狂う。
涙する場面もあるので、あの子もまた力に飲まれた被害者なのかも?と思ったが、救われる描写がなく容赦ないのが悲しい。
出てくるのは片親の子供達が多いというのも意図がありそうだ。
だが、最終的に子供達はみんな不思議な力があるのかも…と思わせる描写も。
夏休みのひとときの危ない遊び。
ヒヤリとする作品です。
(注意)猫好き、動物好きは要注意描写ありです。
(余談)隣のおじさんは大きな音が鳴るたびにビクゥ!としていて最終的にアナがドアを開けたシーンでもビクッとしてた。少なくとも10回はビビってた。