HirokiWatanabe

怪物のHirokiWatanabeのレビュー・感想・評価

怪物(2023年製作の映画)
4.5
小説を読んでいるような感覚になる映画。


予告編がホラーチックでしたが、実際の中身は「3部構成で、それぞれの人物の視点(母親、担任、主人公)から同じ時系列を読み解く、ヒューマンドラマ」でした。


しかもそれが、推理小説のようなトリック的な仕掛けではなく、

「人は自分の見えている範囲の出来事から、人を判断してしまう」

という人間の心理をベースに見せているのが特徴と感じました。


「考察を読みたくなる映画」、「もう一度観たくなる映画」、と言ってもいいかもしれません。
HirokiWatanabe

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