このレビューはネタバレを含みます
あえてなんのレビューもネタバレも考察も見ずに書いてるけど、純粋な恋物語だったってことであってる？最終的に、虐待していた親といじめてた子どもが本当に憎たらしいけど、序盤はそれがわからなくてしんどい時間が続く。
誤解が誤解のまま、誰も誤解であると気づかないまま続いていく。観ている私もずっと誤解している。
あの時のあれってそうだったんだ、とわからせる仕掛けが無数に散りばめられているけどその仕掛けが説明としてうるさくないのがすごい。
依里がいじめと虐待の被害者なんだけど、誤解が生んだ理不尽な被害者は圧倒的に先生だよな。先生は2人のどこまで気づいていて、雨の中がむしゃらに向き合おうとできたんだろう。
校長先生も好き勝手言われていたけど、短い時間でその苦悩を想像させられるの、演出演技が圧倒的だ。
これは記憶に残る一本。
