鑑賞後の気持ちを一言で表すならば、これ。
「ドラマはあんなに面白かったのに」。
狩集家(かりあつまりけ)の莫大な遺産相続をめぐるミステリー。
遺産相続できるのは、相続候補4人のうちお題が解けた者一人だけ。この設定も不自然ならば、この一家に何の関りもない主人公、久能整(くのう・ととのう)が、ちょっと頼まれただけで見ず知らずの一家の相続争いにほいほい関わっていっちゃうのも不自然。
ですが、不自然さと面白さは表裏一体なこともあるので、これは良しとしましょう。
しかし、残念ながら展開があまりにも安っぽく感じてしまいました。謎解きが雑過ぎる。伏線がどれも弱く、伏線が回収されて気持ちいいー!って言うのがあまりなかった。伏線って、回収された時の気持ち良さのためにあるんじゃないんでしたっけ?(笑)
例えばUSBの隠し場所。あんなヒントからあの隠し場所を推理するのはムリがある。全体的に都合が良すぎたり無理があったりをつなぎ合わせたような内容に思えました。
しかし、この映画にも良いところもありました。それは久能整の名言。久能の名言はドラマの時から好きなシーンの一つでしたが、映画でもそこは健在だったのが救いです。
私は日本の俳優さんで菅田将暉さんが一番好きなんですが、ドラマは見たことがあっても映画は見たことがなく、これが彼の初めての映画でした。
菅田将暉さんの演技は良かっただけに、これでは菅田将暉のムダ遣い。今度は菅田将暉さん出演でもっと面白い映画が見ていたいです。もしお勧めがありましたが、ご存知の方教えてください😊
最後に。主演の方、完熟フレッシュのレイラちゃんかと思ってたら違いました😂