ハナカズキ

インサイド・マンのハナカズキのレビュー・感想・評価

インサイド・マン(2006年製作の映画)
4.0
スパイク・リー監督、デンゼル・ワシントンやジョディ・フォスター、クリストファー・プラマーなど豪華キャストに惹かれて鑑賞しました。

マンハッタンで銀行強盗が発生するお話。人質となったのは銀行員とその場に居合わせた数十人。

銀行の会長は強盗事件の一報を聞き、どこか落ち着かない様子。それは単に大金を盗まれてしまうことへの心配だけではないようにも見えます。

銀行内でのやり取り、警察とのやり取り、敏腕弁護士との駆け引きなど緊迫したシーンに、気付けば前のめりになって鑑賞していました。

時系列がシャッフルというほどではないかもしれませんが、銀行強盗の緊迫したシーンの合間に、恐らく事件後の取り調べのようなシーンが何度も差し込まれます。

取り調べを受けているのは先ほどの人質。「この人は助かったのか、良かった」とある意味ネタバレにもなるシーンが、人を変え何度も出てきます。「あ、この人も助かったのね」と思ったものの、ここで違和感を抱きます。あれ?この人は犯人?いや、違うか。正直たくさんの顔が出てきて、誰が誰だかわからなくなってきます。これは恐らく監督の狙い通りで、まんまと混乱する私。

映画が終わるほんの少し前までめちゃめちゃ面白かったんです。かなり惹きこまれました。が、ラストがどういう意味かがよくわからなかったー😭結局どういうこと?

ほんの少し人種差別的な問題も扱っており、これはもっとじっくりと鑑賞すれば、伏線があったり、何か気付きがあるのでは?とは思ったのですが、1回だけの鑑賞ではそこまでわかりませんでした。

スパイク・リーの映画は今までほとんど見たことがなかったんですが、この映画は理解できなかったなりに「好き」だという感覚はあったので、もっと色々見てみたいと思いました。

余談ですが、映画中銀行前から中継していたニュースリポーターの方、NY1というニューヨークの実在のローカルチャンネルのリポーターさんでした!!エンドーさんという、何度もテレビで見たことがあった方がご本人役で出演されていて感激しました!


ところで、明日から帰省のため、数日間レビューのアップやコメントがあまりできないかもしれません。でも、年内にはあと1~2回レビューアップできると思うので、今年最後のご挨拶はその時にさせて頂きたいと思います😊
ハナカズキ

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