このレビューはネタバレを含みます
良かった。とても良かった。
ピクサー作品で泣かない作品ってあるか？って毎度不思議に思う。
おもちゃの世界、魚の世界、車の世界、モンスターの世界などなど…様々な世界の物語を擬人化したりしてわくわくさせてくれるピクサー。今作はエレメント(元素)の世界を擬人化して移民問題を柔らかく描いた作品だった。
とにかく映像の美しさに惹かれた。
登場キャラクターの顔のパーツとかはあまり立体感が無いのに、まわりの世界や輪郭と背景の境目とかの立体感が混在していて面白い描写だった。
特に本作の主体である火と水の、火の揺らめきや水の自然な動きが細かく表現されていて良かった。
エンバーとウェイドがはじめて触れ合うあのシーンが印象的だった。
めちゃくちゃ泣き虫だけど、自分の気持ちをストレートに相手に伝えられるウェイドのあのキャラクター良かったなあ。
そしてあの泣き虫なところが最後のあのシーンに繋がるというのも良く出来てるし、エンバーのラストのあの土下座のシーンも回収してくれるピクサーは流石でした。
あとは本作を観る前から主題歌のLauvが歌う｢Steal The Show｣もめちゃくちゃ好きだったから劇中でも流れて普通に嬉しくて泣いたよねw
