シェイクスピアの演劇を摂取しに。
少し前にとても良いシェイクスピアの舞台を観て、何故こんなに良いのかということが不思議で摂取欲
いくつか観たけれどシェイクスピアものならなんでも良いわけではなく、合う合わないがあるのが少しわかってきたところ。
私に一番効くのは、結末に向けて積み重ねられていく言葉の中で、愚かな者が自分が愚かであると自覚し、自らと問答する言葉の中にあるなと。
あと、それをそのまま演じるということの難しさがあって、観客の感情に訴えかけようとすると言葉が空回りしてしまう。
自分の感情をわかってもらおうと演じるのではなく、役を理解したその感情をそのまま複雑な言葉に乗せて発露させるということが難しいことなのかも。
今回のオセロでも結末の、愚かさの自認を吐露するシーンには涙が。
言葉は美しい比喩のようなもので積み重ねられているのに、それだけでは言い表せない気持ちの重みがのしかかってくる。
演劇って素晴らしい
照明や衣装、演出も面白かった。
ただこの作品を見るに、日本の演劇作品もまた同じようにとても素晴らしいな!となりました。
全体がシンプルなので、物語を人に起きた出来事として受け取りやすかった気がします。
時間はかかりそうだけどまたいろんなシェイクスピアものが見たいな〜