どこまでもさみしい人たちの映画
観直したらクライマックスのシーンの凄みがよくわかった
山田孝之も堺雅人も圧巻よ
『その夜の侍』で堺雅人が演じた妻を轢き逃げで殺された夫が山田孝之演じる犯人と対峙したとき、殺意を持って包丁を向けながらも犯人の毎日の食事の献立を滔々と読み上げ「他愛もない話がしたいんだ」と迫るシーン 「その夜」が明けて日々空っぽになりながら食べていたプリンを食べるのをやめるシーン
誰かや何かを許さないという行為はある種の自傷なんだと思う 一心不乱にすすり続けていたプッチンプリンのように