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みなに幸あれのKKのネタバレレビュー・内容・結末

みなに幸あれ(2023年製作の映画)
1.2

このレビューはネタバレを含みます

んー…これでいいのかJホラー…

本気で作ってこれか?…まぁ…これなんだろうなぁ…

新進気鋭の新人監督らしいし、コンペで勝ち抜いたものを映画化してるらしいけど。

ホラー映画系のYouTuberが持ち上げてたから、そこそこ見れるのかなと思ったけど、なんじゃこりゃ。

くっっっっっそつまんねぇ…

日本のアリアスターフォロワーが日本の村物でなんかそれっぽいのやりましたってだけっちゃだけなんだけど、まず、どうしてアリアスター目指すんだろうか。

大体、アリアスターの怖さを「意味がわからないから怖い」と勘違いしていないか?

北欧ホラーは宗教をベースとした人種や性別、家族のしがらみ、そういった当たり前の価値観が根底にあるからこそ、あそこまでの悍ましさを生み出しているんだけど…

なんだぁ?「他人の幸せの上に自分たちの幸せは成り立っている」っていう薄っぺらなそれっぽいメッセージは?

日本人なんて一番、他人の犠牲に感謝をしながら生きてる人種だろうが。人種差別も職業差別も、男女差別もゆるゆるで徴兵制もない戦争はない、超平和な国にも関わらず、他人の幸せの上に私たちの幸せがあるんだから感謝しようね、ってちゃんと教育されるし、それを受けてちゃんと感謝する民族だろうが…メインテーマからはぁ?って感じではあるんだけど。

100歩譲ってそれ自体はいいよ。なんでセリフで言いまくっちゃうんだよ…

そういう価値観ってのは普段言葉にしないだろ…言わないで醸し出せよ。みんなセリフで言っちゃうから怖くねぇんだよ。「あーあのわけわからん生贄みたいなのがいないと死んじゃう民族なんだー」って、せめてホラーシーンと演出で醸し出せよ!何なんだよこの脚本は。頭ごなしに「幸せがー幸せがー」って。大体あんなわけわからん奴らってわかったら、おばあちゃんだろうが家族だろうが、速攻で帰って音信不通になるわ。そういう「え?こうすりゃいいじゃん?ww主人公バカじゃね?ww」って反論の余地がある時点でアリアスターの足元にも及ばないんだけど…

それと、この映画は一つ一つ、マジで意味わからんからまっっっっったく怖くないんだよ。ただただ、気持ち悪いだけ。何?あの味噌は?あの磔にされてた生贄君のウンコって事?マジで意味わかんねー。つまんねーくせに考察させたい感だけはムンムンで鬱陶しいわ。

北欧ホラーは意味がわからないけど、意味ありげでそれからは逃れられないから怖いんだよね。ほんとに何だこの映画は…

もっと言いたい事は沢山あるんだけど、日本のホラーってなんで米津玄師みたいに車に勢いよく轢かれる演出するんだろうか。それをするんだったらもうぐちゃぐちゃになってないとあんまり怖くないというか、何というか。

周りの反応を見たらそこそこ評価が高いから一応見たものの、アリアスターを夢見たいつものJホラーの空回りだったな。

まーだ村シリーズの方が面白かったわ…怖くねーけど。

本当にJホラーは終わりなんだな。

白石監督ーー!!助けてくれー!!

PS
説明がなさすぎるって人が結構いたけど、説明なんていらない、何故なら多分説明を聞いても意味不明だからだ。
だって、生贄がいないと目から血が出るって…どういう事だよ!!!!
まぁ100歩譲って何かの病気で、他人のうんこくって良くなってるならまだしも、なんで主人公だけ教えてもらえなかったの?主人公は都会に出てうんちをくってなかったわけだけど、なんで生きてたの?(送られてきていたってんなら描写が必要、説明はいらない、見逃してたらごめん)なんで、幼い弟は全部知ってる風なん?生贄が踊り出す夢はなんなんですか?…全然面白くねーし。幸せの絶対量の話はなんなんだ?生贄になれる素質がある人が一定数しかいないってこと?そんなに大事ならなんでもっと必死になって止めないの?とにかく、そういう事だ。
多分説明を聞いたところで、いやいやいやいや…ってなるのが目に見えてるので説明はいりません。

まぁ、清水崇が呪怨で散々、笑いと恐怖は紙一重だなんだって言われちゃってたから、清水崇がなんかわけわからん恐怖演出(笑)を提案して打ち込みまくってるかもわからんね。

普通に駄作です。
KK

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