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花束みたいな恋をしたのKKのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かったな。

モラトリアムの脱却がテーマなんですが、サブカル趣味同士が運命的な出会いを果たしたその後、モラトリアムを脱却したらどうなるか、思考実験っぽくておもろかった。

最後、別れる時2人は泣いてた訳だけど、俺も泣きテェよ。

だって、漫画もアニメも映画も小説も、今の10倍ぐらいは熱意と勢いを持って吸収できて、わーーっと友達とかと発散してめちゃくちゃ楽しかったもんなぁ!!?わかるぜ、かすみ!まさき!

もうジャンプすら毎週読むのがしんどい。大人になっちまったよ。

サブカルなんて、コンプレックスの裏返しで、そんなきもい同じ穴の狢と一緒に住んだらそりゃ嫌になるよ。

録音した自分の声聞くの嫌でしょ?きもいっしょ?それと同じ。

まぁ個人的にはあの2人は結婚しても、うまくいったと思うけど、そこまで大人にはなれなかった感じがある。というか、あの2人は大人になるのが遅すぎた。

恋愛模様はありきたりだけど、ありきたりであればあるほど、この映画に関しては映えるな。

坂元マジック恐るべし

ps
でも、時間が経って、大人になれば角が取れて、本当に信頼し合えるパートナーになれたと俺は思うね。まぁ、有村架純は菅田将暉が大人になるまで待てなかった(子供だった頃の菅田将暉が好きだったと勘違いした)し、菅田将暉は大人になりきれなかった(有村架純に追いつけなかった)。それまでってこと。ちゃんと管理すれば永遠の愛になれたのに、一時的な恋になったことを皮肉って花束みたいな恋でしたと、お後がよろしゅうございます。

菅田将暉が一歩足りなかったんですね〜
KK

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