このレビューはネタバレを含みます
女の子って怖〜い🥺
女性の男性性への嫌悪感がテーマだということが大前提で考察しますが。
市子は北を殺す計画を立ててたんじゃないかな。
自殺志願者も、元々結構前から集めてないと集まんないと思うし、あんなに拒否してた北の家を知ってるのもおかしいので、北とは長谷川と付き合ってる時から連絡を取り合っていて、自殺志願者の戸籍を抜いて一緒に暮らすとか何とかだまくらかして、利用して最後に裏切って殺す計画だったと思います。
北は父親と同じような男性性の象徴みたいなやつで、自分の夢を、守ってやるからと言って邪魔してきた上に偽りの自分を知っている男なので、父親同然に殺して排除しようとしたってことかと。
ただ、北が長谷川にいった市子はもう長谷川には会いたくないって言ってるってセリフは本当にいったと思う。本当に好きだからこそ会いたくなくて、多分、自分の過去を知られたら殺さなきゃいけない可能性がでてくるからかな。プロポーズは偶然で、計画が成就しそうなとき、たまたまプロポーズされたってだけ。
介護疲れ、自殺願望、男性嫌悪、女性蔑視とまぁ、陰鬱なベールで包まれてるから、見てるこっちもわかんなくなるけど、市子はただただ、自分が静かに暮らすためなら平気で人を殺す悪魔だってことを知られたくないだけなんだと思う。
傑作。
