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異教徒の旗印のmrhsのレビュー・感想・評価

異教徒の旗印(1954年製作の映画)
3.0
"古代史スペクタクル映画というハリウッドで最悪のジャンル"(とジャック・リヴェットは言ったそうだ)はさすがのサークをもってしても救えなかった?

物語の経済性とはこういうことを指すのだと言いたくなるような無駄のない作劇とカメラワーク、いかにもラッセル・メティ的な色彩感覚(ブルー!)、パワフルな戦闘場面と、確かにサークの力量を感じる部分も多々あるのに、それがどうしたの?というか早い話、大河ドラマを見せられているような気分になる。

クリスチャニティ?はぁ…みたいな感じがするのは私が無神論者だから?
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