ドネア

最後まで行くのドネアのネタバレレビュー・内容・結末

最後まで行く(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

凄い面白かった。クライムサスペンスっぽく徐々に行動の意図とか真実が明らかになっていく系。登場人物の名前覚えられない馬鹿な自分でも分かりやすい内容だった。

ヤクザから賄賂受け取ったり飲酒運転して轢いた人間の死体を隠そうとするクズな下っ端刑事と頭がイカれてるキャリア組のエリート警官が自分の犯罪の証拠隠滅しようとして足引っ張り合う話。隠蔽体質の警察同士が裏社会の人間利用してお互い利己的に動き回って潰しあって黒幕の思い通りにことが運ぶ。
今まで散々金や出世みたいな利権に人生振り回されてきた2人が最後に目の前の札束の山を無視して殺し合いしてるの皮肉っぽくて良い。
岡田准一のクズ役は珍しいけどそれ以上に綾野剛の普段冷静で知的なのにキレると話の通じない暴力キャラになるの凄かった。
演技力凄すぎて現実で関わっちゃダメなタイプだって本能的に思わされる。
はじめに工藤が轢き逃げしてれば命懸けな面倒ごとに巻き込まれずには済んだ。けどそれだと矢崎の助け舟がなくなって飲酒運転で検挙された挙句汚職の罪着せられてたからどっちも地獄だな!
日本じゃこんなことまず有り得んやろって思ったけど、愛知県警ならやりかねないなと思いました。
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