べーやん

ガンズ・アンド・キラーズのべーやんのレビュー・感想・評価

ガンズ・アンド・キラーズ(2023年製作の映画)
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人殺しを封印し、家族とともに平穏な暮らしをしていた主人公。
仇撃ちというシンプルな物語。

冒頭、娘との距離感がありすぎるのがびっくりしたけれど、妻の存在がどれだけ彼の中で大きいのか知ると納得できる。
無感情な主人公。
娘もまた泣くことを知らない。
それゆえに、アクションは控えめだし、静寂さを保ったまま物語は展開していく。
主人公が静かに変化していくのがよかった。
淡々としているから西部劇独特の派手さはないけれど、雰囲気は楽しむことができた。

「馬は見つかったの?」の言葉の意味の大きさ。グッときた。

ただ、「The old way」という原題を何故変えてしまうのか。
本来の題名を尊重せず、邦題をつける理由が最近わからなくなってきた。
海外の方と映画の話をする時、原題を調べないといけないから困るんだよなぁ…