このレビューはネタバレを含みます
Twitterで話題になってて気になってたんだけど、アマプラ徘徊してたら見つけたので即再生。
オープニングクレジット、監督兼制作がまさかのエリザベス・バンクスでいきなりのけぞった。
あの人、こんなのも撮るんだ!!
オープニングシークエンスから低予算のパカ映画であることをはっきりわからせてくれてもう自分の好物と認識。
舞台は1985年、音楽も車もファッションも最高。
エリザベス・バンクスの監督としての手腕は割と鮮やかで、ずっと飽きさせない。
次から次へといろんなキャラクターが出てくるが、どいつもこいつも熊相手じゃ頼りにならなさそうな連中ばかりなのも良い。ヒーロー不在。
前半は動物パニック映画にコメディとスプラッターを混ぜた感じで、ゴア描写で笑いを取りに来るなんてエリザベス・バンクスにくいねー。
終盤、クマの巣穴を訪れてからは80年代冒険活劇映画オマージュの雰囲気も纏うが、割とあっさり終わった。
悪役のレイ・リオッタが熊にすごい殺され方で始末され、熊の遠吠えで大筋は終わり。
つまり熊は死なないんだよな。森の王者として君臨したままだから、ある意味キング・コング的。
最後、親子と幼馴染の少年でチャリを押しながら帰るが、お母さん車で来てなかった?ビジターセンターの駐車場にお母さんの車が写っていたような??
それと、お母さんが娘に「レイを押しつけてごめんね」と謝るんだが、それ誰??
そんな人いた?
お母さんの恋人的な感じで一瞬だけ出てきた医者?ここがちょっとわからんかった。
途中までめちゃくちゃ面白いスプラッターコメディだっただけに、最後のあたりで失速したり変な疑問が残ったのは残念。
まあでも面白かったけどな!!
割と大きな役のダヴィードを演じるオシュア・ジャクソン・Jrってアイスキューブの息子なのか!!
レイ・リオッタの晩年を観られたのも良かった。