劣等感にまみれた危険人物候補の青年の心に、しんちゃんが徹底的に寄り添うお話。
▼劣等感青年が泣き始めてからは、声の感じからもう松坂桃李にしか見えなくなってくる
▼とにかく屁のネタに対する子供観客のリアクションが良い
▼空気階段の演技がめちゃくちゃ上手い
▼CGのクオリティが半端ない
特に新橋の場所のリアリティがハンパない。
街の人の感じとか、警察がすぐに出てきそうな交番付近の立地も含めて、新橋の空気感までもめちゃくちゃ忠実に再現されてる。
▼しんちゃん映画の感動要素は見事にクリアしてる
しかもこれまでの感動要素があったしんちゃん映画がターゲットにしていなかったであろう、20〜30代 男性に響くような感じにしている
引きこもりの心理や、昨今の社会情勢で未来に希望を抱けなくなった若者の戦意喪失感、出生率の低下、次の世代にとって未来の日本ははたして幸せなのかといったリアルな社会課題を盛り込んでいる
しんちゃん世代の子供の未来の可能性を、ヴィランキャラクターが否定するというところまで踏み込んでいて、
しかもしんちゃんが描いた将来の夢が「食うに困らない大人になる」っていうのが悟りすぎ。
食糧危機まで視野に入れているのか…。