このレビューはネタバレを含みます
『グエムル』『スノー・ピアサー』に続くポン・ジュノ監督のSF怪物映画。ユニークな設定が意外な方向に転がり、ラストまで楽しめる。
以下は物語。
ミッキー17号が雪に閉ざされた惑星で、氷の隙間に落ち、絶命寸前。同僚が助けに来るが見捨てられ、怪物が迫ってくる。
回想。ミッキー・バーンズは知人とヤクザに借金をして始めた事業に失敗し、命からがら別の惑星に逃げる為、何かも知らずに、死んでも再生されるエクスペンダブルの業務に応募して採用される。
地球では死者を再生させるコピー印刷する技術が完成していたが、発明家の一人が技術を悪用して、自分を複製し、猟奇殺人を重ねた為、コピー技術は封印されたのだった。
しかし、地球外では許可され、落選続きの政治家が惑星探索での使用許可を経て、惑星探索隊の隊長として指揮を執っている。
ミッキーの仕事は過酷を極めた、死んでも生き返る為、ウイルスの人体実験では何度も死んだ。唯一の癒しは警備員ナーシャとの性交で、様々な対位を楽しんでいた。
冒頭の場面。ミッキー17号は怪物の巣穴に運ばれるが、無事に基地へ帰還を果たす。しかし、基地にはミッキー18号がいた。複製が見つかると処刑されてしまうが、ナーシャは2人ともを愛するが、3人共逮捕されてしまう。
ミッキー17号は怪物クリーピーの探査に行き、一匹を殺し、一匹を捕獲して戻る。すると、無数のクリーピーが基地を取り巻き、理不尽な隊長はクリーピーをガスで大量殺戮させる計画を立てるが、部下に対する彼の無謀な扱いに業を煮やした部下はナーシャへの拷問を撮影し、水面下で反乱が始まる。
隊員の1人がクリーピーの言語を翻訳、彼らのボスと会話する中で、一匹殺された見返りと生け捕りになっている一匹の返還で、人間の殲滅は回避されると言われる。
すると思い、ミッキー18号が自ら犠牲となり…
意外なラストが素晴らしいと思った。
原作との相違は判りませんが、ディストピア物の到達する終幕としてとても心地よい終わり方でした。