このレビューはネタバレを含みます
「あばよ、友だち」このセリフで泣いた
とうとう観てしまった
宮崎駿監督作品
オープニングで主人公の眞人の「宮崎走り」から始まったので泣きそうになった😢
前半は100点満点で後半は…。
起承転結の承に入るまですごい長いし、そこの日常生活の変化がとても面白かった!
てかストーリーはもうどうでもいいんでしょうね笑
主人公の眞人はクソガキすぎる。すぐ嘘つくし。あと父親もちょっと怖い…。なのに、2人とも強くない。対して女性キャラはみんな強い。
あと青鷺が一番成長するんですよ!だからこそポスターに載ったのかなと。
あと宮崎駿って本当に律儀ですよね。絶対、キャラクター同士がお辞儀する描写を入れる。あとご飯食べたり寝たり衣食住を。生物が生活しているシーンを入れる。
後半に関してはあんまり書きたくないです。予想したようなファンタジーストーリーだったので。
ワラワラ、ペリカン、お母さん、インコ王、大叔父さま
個人的に面白かったのですが、すごい期待して観るより肩の力を抜いて観るようなタイプの映画だったかな…。
一番はこの映画をなぜ宮崎駿は作ったのか?『風立ちぬ』でやりたいこと全部やったはずなのに?
色んなレビューで宮崎駿が自分は死ぬけど他のクリエイターたちや若者はどうする?と問いかけていると書いてありましたが、自分は逆で「もうこんなもの作っても何も世界は良くならないから勝手に生きて」とさじを投げたようなラストだったと思いました。だから、声優や主題歌もポピュラーなものばかり。
なんだかモヤモヤします…。所感はそこまで良くなかったのですよ…。
ただ一つの解釈にたどり着きました。
これは宮崎駿の『81/2』だ!
フェリーニの傑作です。まず真人が下界に行くときに空から浜辺を見下ろすカットが『81/2』のオープニングに似たシーンがある!
しかも『風立ちぬ』のラストは『甘い生活』のラストと一緒なので可能性大です。
そしてメッセージも真人は冒険を通してそんなに成長しないし、現実の混沌とした世界を愛する人たちと歩んでいく。
それは「人生は祭りだ、共に生きよう」というテーマと一緒なのでは。
現実は辛いけどそう生きるしかないと宮崎駿はなんとなく我々を小馬鹿にしてるような気がするけど、それでも頑張れと言ってるようにも感じました。
もうこれで宮崎駿の映画は観れないかもですが、むしろここまで作品を作るのは狂気です!
「僕たちはどう生きるのか?」
プロフェッショナル観て、この映画の見方変わりました。
1.となりのトトロ
2.風立ちぬ
3.魔女の宅急便
4.千と千尋の神隠し
5.天空の城ラピュタ
6.ルパン三世カリオストロの城
7.未来少年コナン
8.君たちはどう生きるか
9.紅の豚
10.もののけ姫
11.風の谷のナウシカ
12.ハウルの動く城
13.崖の上のポニョ