このレビューはネタバレを含みます
今まで見てきたジブリらしさという
宮崎駿の妄想世界、フェチの詰め合わせ。
冒頭、あ、結構シリアスな感じなのかな…と思っていたらおばあちゃん集団のあははうふふで段々と和らいできて、青鷺の不気味さに震え、中身で笑い、そこから魑魅魍魎ファンタジー冒険活劇。これぞジブリ…なのかしら。
全て意味を理解できなくても、好きなシーンがあり、可愛さを楽しむ映画かと(私は世の中の大体の映画を理解していない)
わらわら、かわいいなーー。
中身おじさんの青鷺と主人公が喧嘩しながら
友情を深める、並んで座ってお茶を飲むシーン
好きだったなー。
地獄の中の母の姿の違和感と新しい母を突然受け入れるところはよくわからなかった。
謎のインコ大帝国。お腹空かせて鼻息荒く整列、
居酒屋もある、自分たちで調理するのが好き?な鳩胸セキセイインコたち、可愛かったなー。
なんでセキセイインコなの?
大叔父(宮崎駿)の積み上げてきたものを
インコ大王(鈴木敏夫)がぶっこわし、
眞人(吾郎?)がどう作るのか?どう生きるのか?お前の自由にしろよ、ということなのか?
青鷺=自立心というスピリチュアルな意味がある
アオサギは、水辺でずっと微動だにせずに立っていることができる鳥です。
誰かを頼ったり、依存したりせずに、自分の足で自分の人生を歩いていきなさいという意味を持っています。
もしアオサギに急に出会ったら、誰かの言葉に翻弄されることなく自分が信じた道を進んでいきましょうというメッセージが込められています。
とのこと。
80歳で長編作るってものすごいんだろうなあ…
個人的には可愛い奴らが好きなので
楽しかったです。