2回目
坂口恭平、宮台真司、中沢新一を経て、なんだか凄く楽しめた。母親だと思った人が母親になること、出鱈目を出鱈目として体験すること、脳が計算するロジックでは片付けられないものがあること。苦戦中の『レンマ学』に色々と対応する。プロフェッショナルでも言及されていた脳みその蓋を開けた世界を、こちらもできるだけ蓋を開けて体験しようとする。積み木はなぜ13個なのか、インコは何か、大叔父は誰かなどの当てはめを放棄して、ポケットに残ったあるものを忘れるなという忠告と意志が、「君たちはどう生きるか」という問いに答える。
インコのキャラデザと全体運動、インコの巣穴の空間表現はどうにかできんかったのか…
1回目
まだ自分のスタンスが分からない、、
これまでの宮崎駿作品では見たことない動きをするアバンや、理屈はそっちのけで過去の宮崎駿作品を彷彿させるイメージとイメージが接続するような異空間活劇の面白さなどアニメーションの楽しさは十二分にあるけど、その理屈すっ飛ばしさをどれだけ許容できるか。どうやら作品世界内で通用する理屈は通っている設計になっているっぽいから、その世界のルールやアイテムに対してどう考察的に楽しむか。観終わった時の印象は否寄り。もう一度観る予定。
