ジャージャーさんの映画レビュー・感想・評価

ジャージャー

ジャージャー

映画(529)
ドラマ(7)

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.7

日本での謎の人気ぶりに公開当時から気にはなっていた本作。ネットレンタルで鑑賞。
ガイ・リッチー、ザック・シュナイダー、べクマンベトフ系譜の高速とスローで外連味たっぷりに誇張されるアクションシーンはかな
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.7

翌日の朝日が昇るまで、男女が場所を変えながら会話するだけの話だけど、人間の幸福やら愛やら生きる上で大事な要素が沢山詰め込まれているように感じた。
最近映画や書籍などに触れたからか本作にも森達也的視点を
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.3

語弊があるかもしれないけど、序盤に彼女の生々しい入浴シーンを見せてくるあたり妥協無し!これは傑作!と思った。性を知らない障害を持った女性がエロ漫画を描くために性を探求するという題材的にも圧倒的に正しい>>続きを読む

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.5

この時期にこういうのは嬉しい!人質の少年くんは心底どうでもいい。熱量過剰なアクションが観れればそれでいい。中盤のカーチェイスからのワンカットアクションシーンは長ければ長いだけいい。車のボンネットに固定>>続きを読む

カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年製作の映画)

4.2

あいつらにまた会える!ってだけで高評価。単純なので中盤のエキストラ総出演シーンは泣きそうになった。
滑稽でもあるが、負け犬たちのワンスアゲインであり、父、そして映画監督としての威厳の復権など様々な意味
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A2(2001年製作の映画)

4.6

信者と彼らの撤退を求める近隣住民とのやりとりは本当に重要な示唆に富んでいた思う。当初はオウムの信者という理由で盲目的に非難をし、仮設テントを建てて彼らの退居を求める抗議を続けていた住民たちだったが、毎>>続きを読む

「A」(1998年製作の映画)

4.6

「最終的な解脱に導いてくれるのは尊師しかいないと言う確信があるので」
地下鉄サリン事件を契機に極限まで高まった社会のオウムに対する非難さえもグル(麻原)の与えた修行であると正当化してしまう。ここに、オ
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リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

3.7

初ハワード・ホークス。
マカロニ・ウエスタン観た後だからか満足度低め。135分というやや長尺にも関わらず、ほとんど一つの街でしか展開しないのは『荒野の用心棒』同様あまり好みではなかった。『赤ちゃん教育
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紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)

4.4

初マリリン・モンロー。
写真では大体目を閉じてるか、半目なので色っぽくて大人な女性という印象だったけど、動く本人はお目々ぱっちりでチャーミングだった。
ミュージカルによって大胆にも肯定される金銭至上主
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赤ちゃん教育(1938年製作の映画)

4.6

最初のお笑いが詰まってる。正しい転び方を学びたいなら本作を観よう。無垢が暴走するキャサリンヘプバーンのコメディアンヌぶりが凄まじい。ベロベロバーにならず、常に笑いに品があるケイリーグラントも好き。下車>>続きを読む

サッドヒルを掘り返せ(2017年製作の映画)

4.3

映画の感動は時に人生を狂わせる。本作はその感動を永遠に保存するために動いた人達の物語。フィクションの持つ力を信じること、そしてそれを共有できる仲間がいることのがなによりの幸せなのだと感じる。そんな仲間>>続きを読む

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

4.4

2回目。
初回は午前10時の映画祭で観たけど、途中寝落ちし、展開が掴めないまま、ラストの決斗を迎えるという許されざる形で鑑賞してしまった。
前二作のヒットで製作費が上がったこともあり、南北戦争に巻き込
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夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.5

ドル箱3部の中で一番好き。
前作より格段に面白い。特に『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』に繋がるような外連味たっぷりの演出が堪らない。帽子の撃ち合いシーンは忘れられない。主演のイースト
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荒野の用心棒(1964年製作の映画)

3.7

『用心棒』を勝手にリメイクしたドル箱三部作一作目。
台詞自体は『椿三十郎』だけど、「良い刀は鞘に収まってるもんだ」精神で暴力の怖さについても言及するオリジナル『用心棒』とかけ離れた人命軽視ぶりを発揮す
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許されざる者(1992年製作の映画)

4.7

2回目。
セルジオ・レオーネのドル箱3部作観賞後すぐに観たからか、本作の多面的な語り口に対する味わい深さが半端なかった。イーストウッドが軽く引くぐらい人命軽視的なキャラクターとして描かれたドル箱3部か
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

『パリ、テキサス』、『ベルリン、天使の詩』と続けてヴィム・ヴェンダースの有名な作品を観たら、本作にも人の歴史から忘れ去られそうになる人々の記憶を永遠に封じ込めようとする一貫したテーマのようなものを感じ>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.6

人間として生きることを肯定してくれる映画は否が応でも肯定したくなる。他にも言及されている方がいたが、是枝監督の『空気人形』を連想した。有限の命を生きること、その先には死があるということを肯定的に捉えて>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.3

初ヴィム・ヴェンダース。
男が茫漠とした荒地をさまよっている。手に持っていたポリタンクは空になり、彼は水を求めて歩き回る。寂れたバーに辿り着き、店内の冷蔵庫から氷を両手で掴み、むさぼり食う。オープニン
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この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

大林監督のメッセージを代弁する過剰な台詞回し、ジャンプカットなどでひたすら間を詰めまくったスピーディーな編集、教育番組のドラマのように歴史に埋もれそうな出来事を説明するためのテロップなど通常の映画文法>>続きを読む

ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

4.5

めっちゃ愉快で元気出た。パイ投げや"血圧ゼロ"とかに笑った。基本的にゾンビが弱い。そして可愛い。ヘリコプターの羽に頭ちょん切られて自滅するやつはギャグとして受け止めた。掴まれても普通振り解ける程なので>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.4

初めて教室で音楽が生まれる瞬間に泣く。こういうのは無条件で泣く。ラストのライブでのカタルシスが生徒達のそれぞれの人生にも接続されていたら大号泣だったと思う。語弊があるかもだけど、少年少女の学園バンドモ>>続きを読む

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.7

初大林宣彦。

悪趣味変態エログロナンセンスジャンルミックス映画。前日に観た『時をかける少女』が全くハマらなかったので心配したけど、びっくりするくらい面白かった。謎のスイカ屋を経て"HOUSE"へ到着
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.7

かなり前に鑑賞。
あまりハマらず。。
靴紐結んで外に出よう、そして踊ろう
とは今は言えない、、

グッド・タイム(2017年製作の映画)

4.3

ほとんど『アンカット・ダイヤモンド』。人生の不可逆性。

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.3

初グザヴィエ・ドラン
"wonderwall"のシーン観れただけで満足。
『おやすみプンプン』雄一おじさんのお言葉を思い出す。

"でもボカァね!!その自由の先に本当の幸せがあるなんて思わない!!なぜ
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.7

シネフィルwowowプラスで発見。
ガンツ カタストロフィ編。特に物語に関係してこない生物たちが気持ち悪くて最高。ドヤ顔の象みたいな奴が好き。Alain Goraguerさんの音楽がカッコいい。

フェイシズ(1968年製作の映画)

4.5

初ジョン・カサヴェテス。
登場人物たちが物語に全く従属されていない。自由に動き回る彼らをカメラは執拗に追い、フェイシズの題名の通りとにかく顔がクローズアップで強調され、それによって本性が暴かれる。即興
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.9

多少大衆の反応が大袈裟であったり、逆にもっと危機管理意識持てよと思ったりもするが、クラスター、フェイクニュース、都市封鎖、仮設病棟、地面に掘られた大量の墓地などまさに現実で起こっていることが描かれてい>>続きを読む

カリスマ(1999年製作の映画)

4.3

「世界の法則を回復せよ」

手のみ照らされ顔は影で見えない照明や景色が反射する窓が禍々しい車演出で早々に異世界へ。そこではカリスマと呼ばれる一本の木を巡って様々な思想が対立している。カリスマは森の木を
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トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

4.7

ポン・ジュノおすすめ日本映画3本のうち1本。久しぶりの黒沢清映画。

さりげない台詞、動作で人間性や人間関係を提示する語り口、有機的な視線の移動など映画のお手本のよう。時々挿入される笑いポイントは笑っ
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.5

初ヴィクトルエリセ。
wikiによれば、政府の検閲避けるために説明を排した象徴的な物語になっているそうで、この一回のみではそれぞれの象徴が何を意味しているのか理解しきれなかった。
子供が通過儀礼的に現
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アリス(1988年製作の映画)

4.3

初ヤン・シュヴァンクマイエル。ずっと観たかった。60日無料キャンペーン中のシネフィルwowowプラスで発見。
ストップモーションアニメと実写を融合。アヌシーでアニメーションとして最優秀賞を受賞している
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.4

自分たちが生きる時代がどうあるべきかについて本気で考える熱。
保守、革新という主義の違いはあれど同じ人間として表する敬意。
異なる思想の架け橋としての有効性があるかもしれない言葉。
劇中で言及されるこ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.3

映画館で観ないといけない映画。配信に対する抵抗。
予告編でも印象的な戦地を味方の流れに対して垂直に走る終盤のショットだけでも劇場で観る価値あった。その走るという行為が攻撃中止伝達という非暴力的な目的と
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生きる(1952年製作の映画)

4.5

「椅子を守ること以外何もしてない、地位を守るためには何もしないのがいい、それでいいのか?」
胃癌を宣告された男が天使と悪魔との交流を経て、真の意味での人生を生きる。悪魔からは酒や賭博、女遊びなどの瞬間
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.2

傑作ではないと思うけど楽しかった。登場人物について色々話したくなる。
三船敏郎が戦闘態勢に入った途端に血が沸き立つような興奮が起こる。馬に乗り、両手持ちした刀で颯爽と敵兵を倒すシーンのあまりのカッコ良
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