ジャージャーさんの映画レビュー・感想・評価

ジャージャー

ジャージャー

あんまりじゃん⁈
2017年映画ベスト
1スウィート17モンスター
2ウィッチ
3ララランド
4ブレードランナー2049
5スプリット
6ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーvol2
7エイリアン・コヴェナント
8パーティで女の子に話しかけるには
9SING
10哭声

映画(277)
ドラマ(1)

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.7

人間の本性を暴き、観客の内面に訴えかけてくる「凶悪」と基本テーマは同じだけど本作ではその事を受け入れ、本心のままに生きるということを肯定するような作品。

建前だけの正義では何も解決しない世界を生き抜
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.3

タンジェリン同様社会的弱者のありのままの姿を描き、その背中をそっと押すような作品。

子供が見ている世界と大人が見ている世界が対比して描かれているが、度々大人の世界が子供の世界に介入してくる。さっきま
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タンジェリン(2015年製作の映画)

4.2

「フロリダ・プロジェクト」のショーンベイカー作品で全編iPhoneで撮影したという実験作。

普段スポットライトを当てられることのない社会的弱者達の物語。色合いや音楽、会話のテンポなど全体的にポップな
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

4.1

久しぶりの韓国映画とソンガンホ。

世界の残酷極まりない真の姿を目の当たりにした一般市民が自分自身の本当の役割を知り、利他性に目覚める。この映画は更にその役割を知った彼が大きな選択をするというシーンを
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凶悪(2013年製作の映画)

4.7

「孤狼の血」に備えて白石和彌作品復習

不謹慎かもしれないけどめちゃくちゃ面白い。なんなら殺人シーンで笑ってしまう。でもこの作品を"面白い"と感じること自体が本作のテーマに直結しているように思う。
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.2

ヘリの空撮で走行する一家の車を追うオープニングショットから最後までとにかく画がキマりまくり。一点透視図法で極端なまでに整えられてる構図だけで不安な気持ちにさせられる。特徴的な模様の絨毯や双子の幽霊の水>>続きを読む

ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.0

初タルコフスキー。

カット毎にまるで絵画のような芸術性を感じる画作り。ホテルの中とかヴィルヘルム・ハンマースホイの絵みたい。抑えた色合い、奥行きのある美しい構図、生命を感じる煙、光、影、水などの自然
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

3.9

一ヶ月前くらいに鑑賞。

一度トニーから全てを奪うことで彼自身、そして観客にスーツが無くともトニー・スターク=アイアンマンであるという事を認識させてくれる作品。誰であろうとスーツを着ればアイアンマンに
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.7

犬が島に備えてウェスアンダーソン復習。

幼い2人の逃避行。大人の抑圧、矛盾だらけの生きづらい世界から逃れた先の入り江での時間こそ彼らが求めていた本当の意味での自由=ムーンライズキングダムだったのでは
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

10年間かけてヒーロー一人一人の物語を丹念に描いてきたからこそ実現した、見せ場を見せ場で繋いでできたような特殊な映画。
なので説明無しに初っ端からクライマックス級のど迫力バトルを堪能できるのだけど、他
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スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

3.6

ハイパーパリピムービーだと思って見始めたら、正に主人公達が思い描いていたフロリダが現実と全く異なるものだったのと同じように、何とも言えない後味のする結論に至るかなり変わった映画だった。それもそのはず、>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.5

今年最も観たいと思っていた映画の一つだった本作。

ガンダム、チャッキー、アイアンジャイアントなどあらゆる作品、ジャンル、会社、国のキャラクターが同じ映画の中で暴れ回ってるという普通ならあり得ないよう
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いぬやしき(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

敢えて「レディプレイヤー1」じゃなくて「いぬやしき」鑑賞。
「アイアムアヒーロー」で日本中の映画ファンを驚かせた佐藤信介監督最新作。ブリュッセル国際映画祭グランプリということで期待値マックス。

抑圧
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アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

4.3

アベンジャーズ2作目。

恐らく完全版から相当カットしたんだろうなと思うくらい良く言えばテンポが良く、悪く言えば繋ぎ方に違和感がありすぎる。なので無理矢理まとめ上げてる感半端ない。テンポがいいと言って
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サスペリア(1977年製作の映画)

4.3

ダリオ・アルジェント作品初鑑賞。

過剰なまでの色彩と音楽。まさに目と耳で楽しむ体感映画!シンメトリーな構図と少女の表情が更に恐怖を煽る。
所々編集がぶつ切りだったり話運びも雑だけどそんなのどうでもい
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.7

「イット・フォローズ」のデヴィッド・ロバート・ミッチェルの初監督作。TSUTAYAとかでは全く扱ってないので容易には見ることの出来ない伝説的な映画っていう印象があったけど先日Netflixにて配信スタ>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.8

言わずと知れた元祖サメ映画。

美しいビーチ目当ての観光客で賑わうアミティに巨大なサメが出没!しかし目先の利益を優先し遊泳禁止にしない市長のせいで被害は更に増えてしまう。痺れを切らした町の警察署長ブロ
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.3

エクス・マキナのアレックスガーランド監督によるNetflixオリジナル作品。

数年前に墜落した隕石の影響でその周辺の生態系が異常変化したエリアX。入ったら最後殆ど誰も帰還しないそのエリアから消息不明
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ザ・リチュアル いけにえの儀式(2017年製作の映画)

4.3

ギレルモデルトロ監督が絶賛したというNetflixオリジナルのホラー映画。

幼い頃からの仲間4人組がスウェーデンの山奥の不気味な山小屋で一夜を過ごした後、得体の知れない何かに付け回される!

こうい
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.6

癖の強い新キャラも含め、数あるメインキャラクター達それぞれに対して愛を持って描き、上の句、下の句で描いてきたことをも丁寧に物語に組み込ませながら完結編としてこれ以上無いくらい見事な着地を見せてくれた!>>続きを読む

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.9

普通に嫌いなシーンも多いけど、それを余裕でカバーできる魅力のある作品!

劇場で観て以来2回目の鑑賞だけど、本当に映像表現が豊かな映画だと思った。静と動の緩急極まるカルタでの流麗なアクションとカメラワ
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

4.4

特に太一と机くんにフォーカスを当てていた上の句に対し、それを前作では女神のような絶対的存在だった千早とあまり語られなかった新に移し、何故自分はカルタをやるのか?という根源的な問いに立ち返った「ちはやふ>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.3

思った以上に変な映画だった。

食人の時点でもう普通ではないけど、それ以前に本作の舞台となる獣医学部の学生達が誰一人としてまともではない。
「生のウサギの心臓を食べさせる」、「動物の血を浴びせる」、
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

丁度お彼岸で3日前に祖父の墓参りに行ったばかりなので物凄くタイムリーな内容だった。メキシコと日本の死生観はかなり似たものがある。

脚本、演出共に完璧とは言えないけど信じられないくらい泣いた。

「人
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.5

主演の3人のみならず実際に事件の起こった車両に乗り合わせた人までその当事者をキャスティングしてしまった超実験作!

「大きな目的に向かって人生が導かれている」という中盤のスペンサーの印象的なセリフの通
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ミュンヘン(2005年製作の映画)

4.2

スピルバーグによる実録・悪趣味・残酷スパイ大作戦!

1972年のミュンヘンオリンピック、パレスチナ武装組織「黒い9月」がイスラエル選手を殺害するという事件が発生。イスラエルの諜報機関モサドはこの事件
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わたしに会うまでの1600キロ(2014年製作の映画)

4.2

「イントゥザワイルド」同様に自分の中で大切な一本になった。

自分の未来は絶対に分からない。でも自分が経験したことは絶対に未来へと直結している。それがどんなに辛いものであったとしても。だから自分自身を
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アポカリプト(2006年製作の映画)

4.4

アクション映画のお手本のような作品。

この作品の中に目新しいものは一切ない。しかしランボー、マッドマックスなど既存のアクション映画の手法や演出を最大限に有効活用し、そして無駄を削ぎ落としてシンプルな
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.2

どなたかが本作を「誠実さのないシング」と言っていたけど正にその通りだと思った。

ストーリー、人物描写、メッセージなど全体的に薄っぺらい。適度なバランスで、しかもそれぞれにしっかり感情移入できるほど主
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

本作のストーリーや監督については全く知らなかったけどこの得体の知れない奇妙なデザインのポスターに惹かれて鑑賞。色合いとかも含めてポスターが観る人に与えるその映画の第一印象って意外に大きいと思うのでやっ>>続きを読む

ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー(2008年製作の映画)

4.3

突っ込みどころ満載な脚本や本編とそこまで絡んでこないメッセージなどは前作同様だけど本作は格段に面白くなってる!

前作ではリズとヘルボーイのうじうじした恋愛描写が作品のテンポを悪くしてるように感じたけ
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ヘルボーイ(2004年製作の映画)

3.4

人間の価値とは産まれや人種、性別ではなく"どう生きるのか"で決まる、というテーマが根底にあり、そこに「シェイプオブウォーター」までの一貫したギレルモデルトロのメッセージ性を感じた。移民としてメキシコで>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.6

今作を鑑賞してギレルモ・デル・トロ作品というのは彼の描きたいものに対する情熱や愛が前面に出過ぎていて、脚本の質はあまり高く無いのではと感じた。そのため彼の描こうとするものに心から感動する人がいる一方で>>続きを読む

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

4.5

「デビッドリンチ アートライフ」観てからずっと観たかった本作。近所のTSUTAYAでは何処も取り扱ってなかったけどアップリンクで「アートライフ」に合わせデビットリンチ特集をしてたので遂に鑑賞。

事前
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ラストの陛下から世界に向けたスピーチが本作のテーマを集約しているように感じた。

何日か前に新聞で見て知っていたのだけど「危機に瀕した時、賢者は橋を架け、愚者は壁を作る」という発言がある。壁と言った瞬
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亜人(2017年製作の映画)

3.6

飛行機で鑑賞。

物凄く偏ったバランスで出来た作品。敢えて永井が人間に捕まったところから本編を始め、その後もIBMや各登場人物達の説明を最小限に留めて、原作でも特に印象的な見せ場で繋ぐという構成。
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