このレビューはネタバレを含みます
わかりやすいエンタメ作品ではない。だけど宮崎駿の思い入れはビシバシ伝わってきた。これが駿のやりたかったことかあ…と感慨深い気持ちに。考えるというより、感じるべし。ある意味不思議の国のアリス。
タイトル以外、何もわからない。
あらすじもキャラクターも出演者も。
そんな状況で映画に触れられること、
この情報化社会で
この先あと何回できるのだろう。
「宮崎駿」という名前だけで
ここまで集客できることに、
ジブリ、そして宮崎駿の今までの
軌跡を感じました。
そういう贅沢な「体験」をする
映画でもあるのかな、と。
声優でいえば、キムタクだけ喋った瞬間にわかるの本当に凄い。ご本人とモロバレだけど決してアニメから浮いてるわけではなく。映像作品で「キムタクは何をやってもキムタク」という言葉があるけど、それはこの人に限っては賞賛の言葉。存在感というか、スター性凄い…!
ほかのキャストはエンドロール見るまで全くわからなかった!
あいみょんびっくり!
可愛かった〜〜!!!
全く原作を感じなかったのは拍子抜け。
本当に、エッセンスくらい?
・冒頭のシーンから一気に引き込まれる
・「ジブリのババア大集合」
・カエルがうごうごするシーンが凄いジブリギミック感じた
・わらわら可愛い
・トタタタっていう足音がジブリなのよね
余談。
三連休の日中に観たら、
まあ老若男女びっしり。
普段映画なんて観ないんだろうなあ、という人たちもたくさんいました。
こういう人たちはマナーが悪い、とかじゃなくてそもそも映画を観るマナーを知らないんだろうな……逆にそういう人たちも呼びよせるジブリって凄いな、と。
アイドルが出てるとかならわかるけど、
普段映画館で映画観ないひとが「宮崎駿」「ジブリ」という情報だけで2000円払わせるのは素直に凄い。
……と思いつつ、隣のカップルが永遠に紙袋ガサガサ音立てながらポップコーン食べるし、映画の途中で会話始めるし、なんならいちゃつきはじめたので(そんな映画じゃなくない!?)死にたくなった。
お願いだから駿に敬意がないなら家でネトフリでも観ててくれ〜〜頼む!!と心の中で白目で叫んだのであった涙