このレビューはネタバレを含みます
ストーリーが難解、でもジブリらしさはかなりあると聞いたので、これはどうなんだろう?と身構えて行ったが、思っていたよりファンタジーベースで話が進んでいったのが意外でした。
セルフオマージュがたくさんなのも楽しく観れてよかった。鳥に対する悪意強めな気がする。
実母を戦争で失ったPTSDの地続きのように描かれてはいるけど、違う世界への入り口が曖昧なところがジブリだよな〜と思った。
時空の歪み、輪廻転生などモチーフがたくさん詰め込まれている想像世界で、後を継いでくれないか?と言われたら想像世界で生きるのも悪くないかもしれないと思ってしまう自分もいる。
実母がマヒトのために「君たちはどう生きるか」を託していたからマヒトは自らの人生を生きる選択をした、この本に出会っていなければそもそもナツコを助けに行かなかったかもしれない。
最後にヒミが望んでマヒトの実母へ生まれ変わっていると知った時に心が震えた。
塔の中の出来事は想像世界だと思っているので、そうであってほしいという願望なのかもしれないけど。
点数付けづらい。なんなら解釈が合っているかどうか、答えあわせもない。わたしもこの本を読めばもっと自分の人生を選択していけるかな。