このレビューはネタバレを含みます
観終わった最初の感想は「人間、すごいところまで来た…」だった。宮崎駿はこの世の全てをわかってしまっているのでは…?
かなり抽象的な表現が多かったけれど(それをそのまま映像化できる表現力が凄すぎる)、抽象的な方が真実なんだと思った。
私は分析して言語化することが好きだけれど、最近言葉にすることの無力さを感じることが多くなった。人間が脳のほんの一部しか使っていないように、この世のことは言葉になる前の状態がほとんどを占めていて、真実もそこにあるんだろうなと思っている。
この映画も一部だけ取り出して分析するのは陳腐な気がしてしまう。DVD買ってまるごと全部頭に入れたい…
(ふと思い立って観た今日が原爆投下の日であることにも何か意味があった気がする)