このレビューはネタバレを含みます
宮崎駿さん監督作品。
正直言ってそんなに宮崎駿さんの作品にはあまり思い入れはありません。
(好きな方ごめんなさい)
そして作品も全部は観ていません。
あまり気の合わない監督さんだなあと思っていました。
(再びごめんなさい)
でも、この機会を逃したら映画館で観る事はないだろうなと思い、鑑賞してきました。
"死"の匂いを感じた。
ベックリン『死の島』を感じさせる場所。
ジョルジョ・デ・キリコを思わせるアートワーク。
そして今までの作品に出てきたような既視感のある人物や事象。
まるで走馬灯のよう。
もちろん”生”に関する匂いも感じる。
ふわふわな魂。
いろいろな物が何かを象徴しているような抽象的な映画だった。
鳥人間のキャラは何を表してるんだろう?
そんな風に考えるのも楽しい。
鳥人間の動きはギャグっぽくて面白かった!
さすが宮崎アニメは動きが秀逸ですね。
ストーリーは普遍的。
『子供の精神的な成長』
だけどとても作家性の強い作品。
アート的な作品で私個人としては好き。
自分の表現したい事を表現できたのかなと思い、心が動かされました。
宮崎さんの遺言なのかも。
今まで子供の為に作ってきた作品を自分の為に作ったように感じる…。
初めて宮崎駿さんと気が合った気がする…。
映画館で観ておいて良かったです!