このレビューはネタバレを含みます
この作品は何となく映画館で観たいなと思っていて、先日やっと観れました。
宮崎駿監督の最新作、「君たちはどう生きるか」。ちなみに原作は読んでいません。
母を亡くした主人公が様々な巡り合わせから別の世界に行き、人と出会い、また自分の世界に戻る話。
美しい静かな時間が流れたと思えば、次の瞬間にはピンと張り詰めたような空気が流れ、可愛らしさも愛らしさも、醜さも詰め込まれた映像を観て、あぁ自分はジブリ（宮崎駿監督）に触れてるという感覚に陥ります。
個人的には最後積み上げた石をインコ将軍が叩き斬る瞬間が印象的で、宮崎監督は積み上げたモノを一度壊してまた別の道を目指したいのかなと思ったりしました。
ちなみにこの映画を観る前に米津玄師さんの地球儀という主題歌にハマり、多分100回は聴きました。聴いてる中でめっちゃ良い曲だけどもこれは映画とリンクするのか？という不安が一瞬過りましたが、本当に正面からこの映画を歌っていて、米津玄師さんの凄さも改めて感じることができました。歌詞のリンクというか、映画の情景が浮かんできます。
家族や恋人と観る映画ではないような気がしますが、何かに打ち込んでる人や壁にぶつかった人、生きる意味を探したり悩んだりしてる人には刺さる映画だと感じます。
あとインコはがめちゃくちゃ可愛い映画です。（インコだけ元に戻るの誰か教えて下さい。気になる。。）
