2023.7.14 劇場にて鑑賞
2023.8.27 劇場にて鑑賞
豚が飛行機で空を飛んでいたり。
魔女の女の子が赤いリボンをしていたり。
巨大銭湯で蛙が働いていたり。
虫が人間を襲っていたり。
わけのわからない世界。
そんなファンタジーは、
「この世は生きるに値する世界である」
と、伝えようとしてくれた。
もののけ姫で「生きろ」と、
千と千尋で「生きる力」を、
風立ちぬで「生きねば」と。
母と息子。
繰り返されてきたルール。
いのちの螺旋。
男同士の友情。
ずうっと、女の子を主人公にしていたのは、
自分が入り込んでしまい、物語に影をつくるから。
今作は、男の子を主人公にした英雄物語。
青鷺が巣に入るシーンとか、
ワラワラの柔らかそうな感じとか、
鉛筆の削り方とか、
魚の腹から内蔵が溢れ出るとか、
バターとイチゴジャムの甘いにおい。
もっともっと、表現を見たい。
次作があると信じて、明日も生きるのだ。