nakaji

マダム・ウェブのnakajiのレビュー・感想・評価

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
4.0
前回観たMARVEL作品が”キャプテンマーベル”の続編だった
ディズニー傘下になってお子様映画になってしまって失望が大きかった
もう、配信で観るくらいの価値しか無いと思っていた
実際この作品、評価がすこぶる悪い
でも調べてみると
これは、ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース
正式名称
ソニー・ピクチャーズ・ユニバース・オブ・マーベルキャラクター(SPUMC)
の作品
つまり、ディズニー参加に成り下がったMARVELではなくソニーピクチャーズの作品だと知りました
で、速攻で観にいきました

いいじゃないですか
大人が観ても面白い
いや、子供にだけ観させておくのは勿体ない作品でした

ディズニー版はもう、ディズニーチャンネル観てるのが前提みたいな作品ばかり
あからさまな金儲け主義で、はっきりいってもう観る気がしないんですよね
ソニー版はそれが無いからわかりやすい
今回はマダム・ウェブの誕生とスパイダーウーマンへの期待、そしてあの彼(ピのつく人)の誕生、本当の誕生の物語
期待値MAXです
単独のストーリーのようで、実は繋がっている
アメコミを少しでもかじっている人はもっと面白いし、ディープなオタクはもっともっと面白くなっている

原作未読ですがそれなりに学習しました
キャラクターを原作とちょっとずつ変えているのはなんででしょうね
まあ今回はマダムの誕生をド派手にするためですかね

複合能力の悪のスパイダーマンに対し、一芸特化の能力者が協力しあって
といいたいけれど、後の3人はまだタダの生意気な女の子達
形勢不利の中でのチェイサーゲームは迫力満点
そして繋がっていく
ミステリーというより、”糸”のように
縦の糸はあなた、横の糸は私
なんてね
愛では無いですよ、縁(エニシ)
デスティニーです

3人の少女はティーンエイジャーだけど、役者は20代だから続編はいつでもいける
そしてマダムウェブ
終盤になればなるほど、綾瀬はるかに似てくる
吹替えが大島優子で酷評されているけど、確かにキャラが合わない
綾瀬はるかにすれば文句なしだったでしよう

お祭り騒ぎのアベンジャーズが終わって、シリーズ化を模索している映画界
これは十分にシリーズ化できるはず
なのに、観客数は苦戦しているんですよね
日本では馴染みが無いから仕方ないけど、アメリカ本土でも苦戦しているのは不思議
役者の知名度がもうひとつなのか、キャラクターがまだ未成熟なのか
ちなみに平日とはいえ、281席の座席に客は3人でした

ソニー版はヴェノムというスターがいるので、絡んでくると面白い
スパイダーウーマンを手足のように使って、後ろでニヒルに笑うマダムウェブ
ゾクゾクしますね
子供にはわからんやろ
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