ワンコ

朝がくるとむなしくなるのワンコのレビュー・感想・評価

朝がくるとむなしくなる(2022年製作の映画)
4.0
【世界は素敵】

なんかこのゆる〜く流れる感じが好き。

そういえば、この映画を見る前日、日比谷の映画館でクレーマーらしきバカを目撃した。

(たぶん)パンフを買って、押印付きの領収書を要求したところ、押印付きのは発行していないと言われて、それに腹を立てていたのだ。「オタクの映画館は10月から押印した領収書を発行することにした」とか、「押印付きの領収書を出さなくて良いんだという法的根拠を示せ」とか。
税務当局が押印なしでも領収書と認める代替レシートがあるから、それに準じてやってるんじゃないのかと思うけれども、見てるだけで不愉快になる物言いだった。
それに、こいつは、カウンター下に何度か軽くだけど蹴りも入れていて、ホンマにアホなブサイク顔で強がってる変態やろうだった。
こいつ、膝までのロングコートに半ズボンで、もしかしたら、女の子の前でロングコートの前をパカって開く露出狂だったらどうしようかといろいろ考えもした😛

映画を観た人は、なんでこんな話から始めたかお分かりいただけたと思うけれども、さて、余談はここまでで…。

この映画「朝むな」の、こんな感じで、世の中が何処かでギクシャクしても、一方では、優しく緩やかであれば良いなと、バランスが取れて良いなと思う。

唐田えりかさんと芋生悠さんも二人ともナイス。

物語にバカみたいな事件を盛り込まなくても、こうした生活や日々のやり取りのなかに、ちょっとした出来事や、憤りや、失敗や、発見や、好転や、幸せや、和解や、前進は誰にでもきっとあるのだから、世界は素敵なのだ。
ワンコ

ワンコ