ゆうぴょん

ゴジラxコング 新たなる帝国のゆうぴょんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 まさかまさか、開始数分で『コングくんのやれなやれな日々~俺だけ最強な地下生活~』観せられるとは思わないじゃないですか!(褒めてる)
 あれ、ゴジラ観にきたんだけど…ってとまどいかくしきれなかったですよ(褒めてる)

 いや、もうね。怪獣たちのキャラ付けが決定的になり、最高のエンタメムービーになってると思った。
 これまでのゴジラ映画へのリスペクトはさることながら、それをさらに癖つよつよにして、まさか怪獣たちの関係性をドラマにしてしまうとは…これまでの怪獣映画が描いてきた、ニンゲンたちがうっすら「こうかなぁ…」って予想するしかなかった、怪獣たちの関係というか、生態系みたいなものを、公式がガッツリ「こうです!」と描ききったところは、アッパレ。
 重度のモスラオタクなので、もうね、最高。後光とともに地下世界から登場しゴジラなだめるところとか、クルーたちを助けるとことか、あぁ…モスラ…って感じ。
 無機質な、それこそ何らかの災害や天変地異の象徴だったゴジラが、ここまで個性的で、そして魅力あふれるキャラクターになるなんて…昭和平成のゴジラ映画からその片鱗は見えてたけど、それをさらに強化するなんて素晴らしい。まさに、進化したゴジラ映画の正統な後継って感じがする。この手法って、神話でよく使われる手法だと思うけど、まさにゴジラ神話を編み直しを、ばっちりやってる感じが、本当に推せる。
 観てよかった。拍手をおくりたい。
ゆうぴょん

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