モトーラ世理奈ということで鑑賞。
【若い子、観て。】
PARCO、れもんらいふ。
吉岡里帆大好きおじさんたちが汗かきながらうようよして集まってるかと思って行ってみたら一切そんなことなくて。日曜の上映なのに、複数回の上映なのにこれって大丈夫かと地元の映画館の未来を憂いた。
超感覚的映画。突然の音楽。特殊な演出。監督の自己満足にも見えるけど、これはどう評価すればいいのかと思いながら、主題歌の清涼感にやられてしまってパンフレット購入。
そこに書いてあったことがピンときた、確かにウォン・カーウァイを目指したと。
そう考えると、編集など多少捻られていたから無視はできないが、ストーリーはあってないようなもので、おしゃれを目から注入する映画だと判断される。セリフ上の詩的表現も踏まえて。名言連発しててほとんど忘れちゃってたけど。
松本まりかの姪役の子が着てた「きゃっちみー」のニットとか、もはやキャッチフレーズのために存在しているようなアイス屋の店名やロゴとか、片桐はいりさんの着てた服のデザインとか。やばいぐらいにいろんなところにこだわり感じる。
パンフ以前にこれはアートフィルムでは?と感じたのは、接吻と見せかけて、2人がアイスをかけ合うシーン。
キャストは美しいんだけど、シャワーシーンとかでエロく見せようとしないで、身体を撮影することにおいてもおしゃれに見せようとしていたのかなとか思っていた。
エンディングはオザケン。豪華。
エンドレスで面白いとは言えないけど、観ていくうちにハッとするストーリー、時々に印象的過ぎる演出、味のある装飾、これは、どこがいいとは具体的に言い難いが、いい映画なんじゃないか??、ということでこの評価。
松本まりかの声が好きだった。