マサルさん

ウィ、シェフ!のマサルさんのネタバレレビュー・内容・結末

ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

一流レストランの副料理長カティ・ラミーは(客の満足優先と自身のプライドの結果)シェフと喧嘩をしレストランを辞め、半ば騙されて行きついた先は強制送還寸前の移民少年支援施設だった。と、才能ある人が環境が変わり、交流で新たな才能を開花させるという話になるのだけど、色々と現代風の味付けがされている。
(厨房の調理チームを少年らが好きなサッカーに例えるなどは痛快)
最後に、ちょっと裏技的な一発逆転で、基本はハッピーエンドと思えるのだけど、所々に出てくる「強制送還」の言葉は重く、手放しにオールハッピーとは言えず、きちんと現代社会の問題にも切り込んでいるところがフランス映画だなぁと。
ぜひパンフレット(劇場で売られてなかった)が読みたかったです。良作。