2024年劇場:20本目
2024年:70本目
202405:07本目
・シナリオ:☆☆☆☆★
・演出: :☆☆☆☆☆
・雰囲気: :☆☆☆☆★
・個人的好み: :☆☆☆☆★
冒頭から上下逆転したトリッキーなカット、不穏な音楽から始まる。
些細な犯罪でも死刑になる国。
お金を払うことでクローン人間が作成され、身代わりになってくれるという異様な設定。
自身の分身が処刑されるところを見ないといけない心理的負荷、どんな罪を犯しても裁かれない優位性を得て次第にサディスティックになり、無法地帯と化すリゾート。
クローン作成時や麻薬使用時に挟まれるトリップ演出など、随所にクローネンバーグ家の血筋を感じさせる変態作品。
前作のポゼッサーよりは話の緩急があるものの人間の残虐性やタブーに切り込んだ過激作。
ミア・ゴスは本作の代名詞。カオスな作品やサイコな役どころが似合う注目女優。