かいづち

インフィニティ・プールのかいづちのレビュー・感想・評価

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)
3.0
【圧倒的なミア・ゴスパワー】

スランプ中の作家である主人公と妻は、高級リゾート地で主人公のファンである謎の女と出会い、一緒にドライブをするも交通事故を起こしてしまい…

お父様が皆さんご存知のブランドン・クローネンバーグ監督作品。

素直に楽しめましたがカオスで、
リゾート地で富豪らが遊び感覚で人体実験を行い、その表現はとても官能的であり奇妙に描かれます。
舞台となるリゾートのプールや富豪達が集う部屋は整備されて綺麗なものの、そこから一歩外に出れば荒れ果てた島民の姿や朽ち果てた監獄や実験が行われる施設といった世界観も魅力的。

そして何よりミア・ゴスの力が偉大です。
主人公の作家アレクサンダー・スカルスガルドを誘惑する序盤のエロさ、そこから化けの皮が剥がれる狂気に満ちた演技が素晴らしい。
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