ぬーこ

世界残酷物語のぬーこのレビュー・感想・評価

世界残酷物語(1962年製作の映画)
3.1
監督 グァルティエロ・ヤコペッティ
原題 Mondo Cane(犬の世界)

冒頭、これは世界の真実である、ドキュメンタリーであるとか言いつつやらせを多く含む。半信半疑で見ることをお勧めする。

話題が数珠繋ぎのように展開される。
部族の長の愛犬→アメリカの愛犬家→台北の犬食い みたいな感じ

動物が殺されたり、食べられたりするシーン多めなので気分悪くする人は多いだろう。少し途中飽きたなあ

イースターのひよこ、色分けされて、殻に閉じ込められるの謎

フォアグラの作り方はね、前にYouTubeにで見たこともあるけれど残酷よ


○日本
1牛の畜産
「日本では美味しくなるために子牛が毎日8時間マッサージを受けています。またビールを毎日6リットル飲まされています」説明と映像めちゃくちゃすぎて笑った。4〜5人で牛に肩たたきしまくってる

2 深夜のマッサージ店
謎の電動機械や垢すり
日本は世界一の清潔な国と紹介、600万人の女性が400万人の男性を毎日癒している。いまと違うなあ

放射能に汚染された海を恐れて、木の上で暮らすようになったムツゴロウみたいや魚。
放射能に汚染され、けっしてかえることのない卵を温めに帰る親鳥。急に感傷的な感じに。

放射能で方向感覚を失ったウミガメ
誤って内陸の方へ向かってしまう。死の道。亀が大きなヒレで砂浜を虚しく掻く。最期のひっくり返った映像はスタッフがやったんじゃないかと邪推してしまう。

海葬しているマレーシアの部族。海で人間の肉を食べたサメが人の味を覚え襲うやつになる。

ドイツのビアバーの場面だけほっこりする。残酷シーンからの束の間の解放。

チェコの芸術家、クレインの人間絵筆。裸の美女を絵筆にして青の世界を描く。

最後の未開の部族の宗教の話
貨物機教(カーゴ)は嘘くさい笑
飛行機は神からの贈り物でそれを白人が盗んだとする。
しかもその宗教のために村破壊するとか意味不明だ

2022.53
ぬーこ

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