レイチェル

丘の上の本屋さんのレイチェルのレビュー・感想・評価

丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)
3.8
温かい気持ちで安心して観ていられる良作。大好きな世界観。美しい景色。

イタリアの丘の上の古書店。店主は隣のカフェの店員ニコラや、お店の常連客などと毎日穏やかに過ごしていた。ある日、移民の少年と出会い彼にお勧めの本を貸すように。本好きの少年と店主に素敵な友情が生まれる話。

最初、少年が借りた本を胸に抱き公園のベンチに腰掛けた時、小児性愛者と思われる男性に声をかけられ心底心配したけれど、事なきを得て良かった。

わんぱく坊主に借りた本を横取りされたりなどという事も無く、どうやらあの小児性愛者以外はまともな人しか出てこない作品だと分かって安心。

移民少年が未来に希望を持って生きられるように成長するのを温かい目で見守るような展開。

メインテーマも良かったけれど、個人的にはカフェ店員のニコラの恋が良かった。見かけはいい加減そうでチャラい男が根は真面目という大好きなタイプ。

逆に見かけが真面目で、本当は危険人物ってなかなか見抜けないし苦手。見かけも中身も真面目すぎるとつまらないし、難しい。(何の話?)

『ユリシーズ』って難解で読むのが大変と聞くと、ちょっと気になった。
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