前作がちと性に合わなかったので躊躇しましたが、ポイントも余ってることですし、あわよくば一縷の望みはあるかなと観てみました。
相変わらずうざいひとしか出てこないのはご愛嬌。
生きていく以上、勝負からは逃げてはいけない場面は必ずあるはずで、そのメタファーとしての殺し合いなんでしょうけれども、(なんたった社会不適合としては最上級なわけだし)俺の頭が固いんですかねえ。
社会不適合者としての自覚があるってことは、完全に殺人を是としてるわけではないということとも取れますが、知識として知ってるだけで、なんにも思うところはないって可能性もあるかもしんないので、やっぱり先のものがたり(もしくは過去のバックボーン)が知りたくなりますな。
でも田坂さんと宮内さんがアレだからなあ。
やっぱり考えすぎか。
「ある用務員」がツボだっただけに引きずられているのかも。
前作はあんなに切れっキレだったアクションも、なんだか鳴りを潜めてた印象、今回は乗り切れませんでした。
作劇上仕方がないのかもしれないですが、敵がまったく強く感じないので、連動してまひろが弱くなったんじゃないかとさえ思えてしまうのが致命的ですな。
でも着ぐるみ頂上決戦はくっそワロタ。
まひろが名前のせいもあるんかもですが、声もしゃべりかたもガンバレルーヤの中のひとを彷彿とさせます。
賭け将棋してるときのちひろは別人28号でした。なんであそこだけあんなビジュ爆発してんの。
ビジュ爆発といえば「溺れるナイフ」でビジュ爆発してたのは小松菜ちゃんのほうだと思うのです。
「花束みたいな恋をした」に対するまひろの感想は地味に本作の本質をついているのかもですかもしかして。