ヤベヒロシ

極限境界線 救出までの18日間のヤベヒロシのレビュー・感想・評価

3.8
韓国政府VSタリバン、拉致被害者の救出の話。

なぜかTOHO系列でしかほぼ上映されてないので、例のアレではと思うが、もっと多くの映画館でかけたほうがいいと思う、なかなかの力作。
「キラーズオブザフラワームーン」とともにTOHO日比谷で鑑賞したが、ぱっと見、私が見た回ではキラーズオブザフラワームーンより観客が多くてびっくり。(客層は韓流好きそうなおばさま多めではあったが。)

作品としての感想は、一部語弊はあるかもしれないが、「韓国映画」と「タリバン」ってジャンルとして相性がいいのだなという感じ。

というのも韓国映画のひとつの魅力といえば、騙し騙され、相手を出し抜くスリル、暴力ノワールのような尖った部分だと思うが、この映画では、韓国側がタリバンに騙し騙されるような作風でもあるから、要するにいつもの力のある「韓国映画」になっていて、見ごたえはある。

まぁラストの展開が弱いので、作品としては盛り下がって終わるが、私的最推しの「ファンジョンミン」が出ているだけで、映画の評価はいい点数をつけたくなってしまう贔屓めは正直ある。

なかなか面白いので、今週観に行くのもよいでしょう。
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