風の旅人

岸辺露伴 ルーヴルへ行くの風の旅人のレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
4.0
原作未読。
人生に後悔は付き物だ。
本作を観る者は、その過程で自身の過去と対峙する。
過去から逃れることはできない。
後悔が強ければ強い程、本作は胸に突き刺さる。
もしかしたら真相は明かさず、岸辺露伴がすべてを忘れた段階で終わってもよかったかもしれない。
それはそれで美しかったと思う。
しかし物語は蛇足とも思える時代劇へとつづいていく。
他人の記憶を読めるという能力は、知る必要もないことまで知ってしまう。
思い出は綺麗なままにしておきたかった。
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