かふぇおれ

岸辺露伴 ルーヴルへ行くのかふぇおれのレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
3.6
ルーヴルに眠る最も黒い絵が張り巡らす呪縛

ドラマから引き続き作中通して奇妙な雰囲気が漂ってて良かった。実写露伴は原作の根本的な部分はそのままにしつつ、漫画的な部分に変に寄せないから存在が自然に見えて良い。高橋一生の演技も相まって現実世界の露伴って感じでオリジナルのなぞりで終わってなくて好感!
ゆったりとしたテンポだからか所々話が進まないで間延びしてるように感じたけど、ストーリー面は話が綺麗に収まってて良かった。過去や後悔という呪縛とも取れる縛りを巡ったテーマも、途中場所をルーヴルに移しても杜王町や4部っぽい感じがあった。

吉良吉影なら凝視するであろうモナ・リザに背を向ける露伴先生......!!
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